化粧品を使うたび、ちょっと嬉しくなる。自分をもっと好きになれる気がする。
だからこそ、その化粧品が無駄になってしまうことに、心を痛めてきました。
今回は、「化粧品ロス削減」に取り組んでくださっている
【株式会社かならぼ】様のサステナブルな想いと活動をご紹介します。
かならぼ様は、「Fujiko」や「b idol」といった人気ブランドを手がける化粧品メーカーです。
トレンドの移り変わりが激しいコスメ業界の中で、どうしても発生してしまう“売り場に並ばないまま在庫になってしまう商品”。
「品質には何の問題もないのに、捨てられてしまう」
「お客様に届くはずだった商品を、ただ処分するのはつらい」
そんな想いから、かならぼ様はサステナブルな取り組みにいち早く着手。
アウトレット販売や寄付といった形で、コスメロスを“次につなげる”努力を続けてこられました。
想いを、使ってくれる人へ届けたい」――コスメロス削減への実践
かならぼ様が実際に行っているのは、以下のような取り組みです。
● アウトレット販売で“使ってくれる人の元へ”
季節やトレンドにより余剰となってしまった商品を、ドットシーのようなパートナーと連携し、アウトレット価格で提供。
見た目も品質もそのままに、丁寧に陳列・販売されることで、ブランド価値を守りながら、コスメを必要としている方へと届けています。
● 支援団体への寄付も積極的に
使用期限内の商品は、NPO法人を通じて保育園・老人ホーム・学生支援団体などへ寄付。
一部のアイテムは、お子さまの遊び道具として再活用されるなど、まさに「無駄にしない」工夫が随所に。
● パッケージ資材も“地球にやさしく”
FSC認証紙やバイオマス素材、シールのインクにもこだわり、再生可能な素材を活用。
詰め替え商品やペーパーレス化も進めることで、環境への負荷軽減に取り組まれています。

「誰かにとっての“嬉しい”に変えていける」かならぼのCSR精神
「アウトレットや寄付の際も、ただ“出せばいい”ではない」
かならぼ様が大切にしているのは、“ブランドを信頼してくださっている方へ、誠実に届けること”。
転売リスクの低い団体と連携し、本当に必要としてくれる方へ届く仕組みをつくる。
販売においても、見栄えや陳列への配慮を欠かさない。
“目の前の1つ1つのコスメに、想いを込める”。
それが、かならぼ様のCSR活動の根幹にある姿勢です。
かならぼ様のこれから
コスメロスを完全になくすことは、正直に言えば簡単なことではありません。
ですが、「自社オンラインサイトでの販売強化」「パートナー企業との連携強化」など
通じて、かならぼ様はこれからも“できることから一歩ずつ”を続けていきます。
「大切につくられたコスメを、ひとつでも多く笑顔に変えていきたい」
その想いは、私たちとも重なります。
最後に
今、あなたの目の前にあるその一本のリップやアイブロウも、
誰かの想いと、たくさんの手を経て生まれたものです。
捨てるのではなく、次の誰かの「嬉しい」につなげていく。
これからもそんな「循環するコスメの世界」を広げていきます。